高性能な家ほど「ドア」などの間仕切りは不要です!!
やたらと「ドア」や「片引き戸」で部屋が仕切られた家があります。
「ドア」や「片引き戸」で仕切らないと、冷暖房が上手く効いてこないからでしょう。昔の家ですね。局所での冷暖房を前提としています。
リビングはローカや他の部屋との境には「ドア」や「片引き戸」で間仕切りされていないと、冷暖房はまるで効きません。
冬はリビングからローカに出ると極寒の世界が待っています。その先にあるトイレやお風呂も同じですね。冬はトイレに行く覚悟が必要だし、お風呂に入る覚悟も必要になります。
家中を温めるだけの断熱性能を持ち合わせていない家ではこうなります。
見学会に行って部屋の移動するたびにドアや引き戸を開閉する家は、冬は寒くて夏は暑い家だという事を物語っているって事です。
仕切らないと冷気や暖気が外に逃げていく。つまり、家中を同じ環境にはできないという性能って事ですね。そうなると細かく仕切るしかありません。
もみの木ハウスの場合は家の中、全体で考える設計になります。
つまり「ローカ」も「トイレ」も「お風呂」も同じ温度って事にする設計です。家中を冷暖房するのでドアなどの間仕切りは不要です。
逆に付いていると気流の邪魔になるだけ。無い方が都合が良いって話です。
今まで建てた家で最小の建具数は3か所という家がありました。トイレと洗面脱衣室と寝室です。他に建具は無い。必要ありませんからね!!
玄関ドアを開けると、どこまでもそのまま移動できます。そうする事で空気も自由に動けます。すると家の中の温度差は3℃以内に納まります。今の季節は22℃前後です。
2階建ての場合は吹き抜けや階段を使い、家の中の空気を回していきます。そして温度差が出ない様にしてある。
吹き抜けが「寒い」という家は「断熱性能が低い」と言えます。そんな家はそもそも吹き抜けを作ったらいけません。煙突効果で暖房は上に逃げますからね。
断熱をよく理解していないと大変な事になる事でしょう。
断熱性能が良いのか??悪いのか??
それは「建具の数」を数えると分かります。多いと性能は低く、少ないと性能は高くなります。