「窓は大きい方が良い!!」という嘘!!

「南側の窓は大きくして風と光を入れたいし、風景も楽しみたいです!!」
「そうですね。大きな窓で庭と一体感も出ますし、何より景色が素晴らしいですから、窓は大きくした方が良いですね!!」
なんて、打合せはよくある事でしょう。でも、これは大きな間違えを含んでいますし、家の性能を大きく落とす可能性がある会話になります。今日はその解説です。
昔の家は窓が大きかったです。もともと日本は高温多湿な夏を旨に建てられていたわけで、そうなると窓を大きくして湿気を一気に外に出していたという事になります。
また「日当たり」を気にする人種である事も間違いありません。光の当たらない部分がジメジメする事をよく知っているからでしょう。なので窓からの日の光を求める事になる。
昔はそれで良かったわけですが、今は違います。
家は構造計算が義務化され、断熱性能の適合の義務化されています。
窓を大きくすると構造と断熱性能に大きく影響をしてくるわけです。が、それを理解できていない営業マンは、お客様の要望を関係なしに聞いてきます。
「南側の窓は出来るだけ大きくして、全開放が出来る様にとの要望だ」
「いやいや、それでは構造が持たないし断熱基準も得られない。打ち合わせで出来ない事を伝えてくれ」
「お客様の要望だぞ、受注できないぞ。それでも良いのか??」
「法を曲げてまでは出来ない」
「なんでだよ、今まではやっていただろう!!」
「法律が変わったんだ」
「・・・・」
営業マンと設計のやり取りですが、こんなやり取りが色々な会社で起こっていると思います。
窓が大きくなると「耐力壁が無くなる」事と、窓の断熱性能は高い商品でも壁の断熱材よりは劣ります。なので窓が大きくなると性能はがた落ちです。
冬寒く夏暑い家になります。また「全開放型の窓」は機密性能が低すぎます。隙間風が酷いので快適性はがた落ちでしょう。
「窓からの風景を楽しみたいわ!!」
という家族のほとんどが共働きです。昼間は家に居ません。つまり、家に居るのは夜。外は見えません。
休みの日は家族とお出かけです。家で風景を眺めるのは定年後でしょうか??そのために性能を犠牲にしてまで大きな窓にするのか??
高性能な家の特徴は「窓が小さい」って事です。
設計者が何を重要視しているのか??窓を見ると分かるのですよ。
























