勝手口は必用なのか??
キッチンの近くに付いているのが「勝手口」です。
これって必要なのか??自分は設計はしません。理由は簡単で「使わないから」です。自宅にも有りますが全く使いません。
昔の「炊きもの風呂」とかの時代であれば、火の管理でキッチンから風呂の焚口への移動がありあった方が便利でした。
外の倉庫に漬物や買い置きの醤油とかが置いてあると、それを勝手口から取りに行っていました。
でも、今はパントリーがあり、家の中で事が終ります。
「ゴミ出しに行く時が便利ではないのか??」
なんて事も考えられますが、玄関から出ますからね。もみの木ハウスの場合、臭いの問題がありません。
我が家も玄関から出しています。雨の日なんかはその方が便利です。勝手口には雨除けの屋根が無いのが普通です。使い勝手が悪い。
そうなると「要らない」って事になります。
勝手口も気密性を上げたサッシとか使わないと「断熱の穴」になりますから要注意です。
そう言った事で設計をしなくなりました。もう5年は作っていないと思います。我が家の反省とか来ています。
勝手口を無くしても誰も文句を言いませんから、無くても良かったのだと思います。
「勝手口をどうしますか??」
なんて質問をすれば必ず「せっかくだから付けておこうか??」ってな言葉が返って来る事でしょう。なので聞きません。
工事費を増やそうとする会社は聞くのかもしれませんが??
何も考えずに設計する人はなんとなく設計してしまう事でしょう。意外と多いんです。この業界の人は・・・・
それと「家事」をやらない人は理解不能で「キッチンには勝手口」とセットになっている訳ですね。やった事が無いからです。
なので家を設計する人がどれだけ家事をやっているのか??って事で家は大きく変わります。そこは確認した方が良いでしょう。
博打みたいな家づくりは止めた方が良いと思います。
勝手口がある家とない家。観察すると面白いと思います。新しい家で付いていた場合はあまり家事をしない設計者が居るのかもしれません。
勝手口だけで色々と考えされられます。