構造計算はしていません??
「住宅は4号建物なので構造計算はしなくていいんですよ」
なんて言うのは真っ赤なウソになります。実は「建築士が確認すれば確認申請に提出しなくていい」って話になっています。なので建築士が確認しないといけません。
そもそも構造計算をしていないって事は「たぶん大丈夫だろう??」って感じで構造計画をやっているって事です。ある意味「博打」ですね。
構造自体をプレカット工場に丸投げしている会社もあると思いますが、その方が安全かもしれません。簡易な構造計算をしていますからね。
構造計算をすると分かるのですが、屋根材(屋根荷重」を変えるだけで構造材の費用は大きく変化します。梁成が小さくなるので木材の材積小さくなりますからね。
陶器瓦とか瓦自体の価格も上がりますが、構造材の材積が増えるので木材費は上がります。なので最近は採用をしなくなっています。
大規模地震もあり、色々な被害を観ていると「屋根が瓦」って事がほとんどです。
しかも設計時の構造体なのか??って事も問題で「雨漏り」や「シロアリ」の被害で構造躯体に損傷があると、設計時の耐力は無いですからね。
構造計算を実施していない会社の場合は根拠の無い話が永遠と続くわけですから恐ろしいと思います。
コストダウンの事などもまるで理解できないという事になるでしょう。
屋根材を変えても構造体は同じとか平気でありますからね。根拠がないからそうなります。なので構造体がどこまで耐えるのか??それも地震や台風が来てみないと分かりません。
もみの木ハウスの場合は全棟を構造計算しています。
屋根材を変えると構造体も変わる。2階建ての場合は耐力壁の位置を上下で合わせる事で構造体を小さくすることもできます。
大開口などはしません。必ず「補強」が出てきますからね。そうなると価格は上がります。基礎に「地中梁」とかが入ってきます。
そうならないように構造を整える設計をします。これは経験値が大きいでしょう。来年は構造計算を添付しないと確認申請が出せなくなります。
今までやっていなかった会社は大きく戸惑うでしょう。下手すると「構造が破綻しています」ってなり設計のやり直しになる可能性もあります。
ヒアリングをする会社はヤバいと思います。構造を理解していない営業マンがヒアリングしますからね・・・・・