水はどこに行くのか??知っていますか??
トイレで話した水やキッチンで流した水、それとお風呂の水はどこに行くのか??
普通の人はそんな事は考えていないと思います。建築をやる人は「排水」の事は考えています。建物の排水をどうするか??って事をです。
公共下水道がある地域では、道路に埋設されている下水道に流されています。家で排水された水は下水道を流れて下水道処理場に行き、そこで処理されて川に放流します。
つまり、きれいな水にして放流されているって話ですね。
公共下水道の無い地域では「合併浄化槽」を個人の敷地に設置して、そこで下水を処理して道にある側溝に流しています。
合併浄化槽ではバクテリアで下水処理していきます。放流される水は川の水のレベルくらいにはなる様です。
なので、今の川は昔の川よりきれいだと言えます。自分の子供時代の川は、今の川より汚かったです。それは台所やお風呂の水が直接流されていたからです。
昔は「単独浄化槽」と言って、トイレの汚水しか浄化できていませんでした。なのでお風呂や台所や洗濯機の排水はダイレクトに川に流されていたという事です。
昔の映像で、川が泡立つ映像がありますが、洗剤が沢山流れていたって事でしょう。
今は全てが処理されて流れています。処理されないのは「雨水」くらいですね。雨水はそのまま川に流れていきます。
さて、浄化槽ですが、バクテリアで処理すると言いました。なのでバクテリアが死んでしまうような物は流さない事です。
化学薬品や油などは浄化槽にはあまり良くない物です。また、台所の食べかすなども良くありません。
油などは浄化槽までの排水管にこびりついたりして、排水が悪くなることがあります。排水が出来なくなると家の水周りがなにも使えなくなります。
たまには配管のお手入れ(管の洗浄剤などで)をしてあげてください。
何気なく流す水ですが、それがどこに行くのか??それは知っておいた方が生活が変わるかもしれません。
流れて当たり前なんですが、これが流れなくなったら最悪の事態になります。日頃から気を付けておくことでしょうね!!