便利なビニールクロス
「壁と天井はビニールクロスで仕上げます。カタログをお渡ししますのでその中で決めてください」
「この中からですか??凄い量ですね??」
「はい。色々な柄が有りますが、お客様のお好みになります。家にお持ち帰りになり、来週週末までにお決めください」
「分かりました」
多くの住宅会社での会話になります。分厚いカタログを持ち帰り、ビニールクロスの柄を決めるのは至難の業です。一般の人では到底無理。
プロでもあたふたするでしょう。
では、なぜ壁や天井の内装材はビニールクロスでないとだめなのか??
理由は簡単で、クレームが少ないからです。最後に貼るのでキズになりにくい事と、あとから貼替ができる事も大きいです。
そして一番大きな理由が「安さ」でしょう。キッチンやお風呂や外壁や屋根材に大きな予算を割いた分、内装材はあまり予算が無い状態になるのが普通です。
そうなると安価なビニールクロスしか選択できなくなる。ビニールクロスがあまり良い素材ではないと知りつつ使う事になる。
塩化ビニールでできていて、それを柔らかくする可塑剤が大量に入っている事ぐらい、プロだったら知っています。それがどう言った事かは分かる。
でもビニールクロスを使う。
仕方がない事かもしれません。建てる側が家をどう考えるかで、この問題は大きく変わります。ビニールクロスは使いませんって会社もたくさんある。
そういう会社はビニールクロスが何なのかを知っている。で、使わない方向にもって行っています。でも、それは少数派です。
ビニールクロスは昔から使われている材料なので、それ以外を使うって事は、
「今までこれで問題は起きていないから、大丈夫だ!!」
みたいな事になるのが大半です。昔からやって来たことが正しいと感じているのでしょうが、なぜそうなのか??までは考えている人は少ない。
この業界の怖いところです(汗)
今までの経験をもとに生きる事が楽かもしれませんが、今の仕事はなぜそうなっているのか??そこをしっかり考える事で、物の本質を見極める事ができます。
でも、多くの人はそこまで考えません。
そうなると、内装材はビニールクロスって建築の常識が刷り込まれていくわけです。意外と厄介なんですよね。建築の常識ってやつは(汗)
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