エアコンの選び方!!
エアコンは「木造の場合の畳数」で選ぶ人がなんと多い事か!!
これは「目安」的な事で、畳数で買うと喜ぶのは家電屋さんでしょう。本当に目安でしかありません。性能の低い家はそれで買うしかないかもしれません。
もみの木ハウスの場合は違います。全棟が「長期優良住宅」になっています。なので全棟で「外皮計算」なる断熱の計算を行います。
家の外皮からどれだけの熱が出て行くのかを計算します。鹿児島は0.87w/m2・Kという数字になります。
もみの木ハウスは0.45w/m2・kから0.55w/m2・kでの設計です。
そこからエアコンの能力を逆算すると高性能エアコンであれば6畳用で十分な能力になります。せっかく外皮計算まで行っていますから使わない手はないですからね。
皆さんの多くが「エアコンは夏の冷房が大事」と考えていますがそうではありません。エアコンは冬の暖房時が決め手になります。
夏は外気温が35℃の場合、室温を25℃にするのがせいぜいでしょう。気温差は10℃です。それを調整するだけの事です。
冬は外気温が0℃になったりするわけですから、それを20℃まで上げる事になる。つまり20℃を調整する事になるので、エアコンは冬が大変なんですね。
暖房時の能力を調べて、計算すると6畳用で足りる事になる。
そんな計算をして家電屋さんに行くと必ず、
「このエアコンでは無理ですよ。20畳用でも足りませんよ。そのエアコンはやめた方が良いですよ」
なんて事を言われます。家電屋さんは建築屋が外皮計算をやっている事など知りませんし、そんな計算がある事も知りません。
エアコンは図面で広さを確認して決めた方が高いエアコンが売れるって事でしか動かない。まあ、皆が賢くなると商売がやりにくくなるって事です。
国も断熱基準の義務化を何度もやろうとしましたが、そのたびに延期になります。家電メーカーが反対するからでしょう。
サッシメーカーも反対でしょうし・・・・・・
色々な事をやろうとしても、既存の商売で困る事が起こる。そうなるとなかなか前には進みません。世の中の常識ですが、何かが間違えているような気がします。
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