人工乾燥材
「この木は呼吸をしますし、殺菌効果もあります」
「と言う事は天然乾燥材なんですか??」
「天然乾燥もしてある木なんです。だから色々な効能が有ります」
「でも、板目ですよね??これで調湿をするって有り得るんですか??」
「天然木ですからね。木は呼吸をします」
「天然木??植林材ではないって事??そんな木が市場に出回るんですか??」
「大丈夫です。天然ですよ・・・・」
「ちゃんと勉強された方が良いですよ。今の会話のほとんどが「嘘」になります」
「・・・・・・」
まあ、こんな会話があれば楽しそうですね。もみの木ハウスのもみの木は「天然木」です。ドイツの山で自然に発芽した木です。
しかも「自然乾燥」した「柾目」になります。この条件で初めて「調湿効果」が出来る事になる。「人工乾燥」であったり「板目」であったりすると調湿は出来ません。水を貯める事は得意でしょう。
日本で出回るほとんどの木は「人工乾燥材」になります。高温の水蒸気を1週間ほど当てて、細胞を壊して水分と成分を強制的に抜きます。
残っているのは「木の抜け殻」です。そんな材料には効能は無い訳ですが、なぜか色々な効能が有るように話をしますから、恐ろしいわけです。
部屋干しの洗濯物は乾きません。乾太くんが大活躍する家になる事でしょう!!
「天然乾燥もしてる」って言っていましたが「人工乾燥もしています」って事ですね。恐ろしい人達です。嘘ではない。
人工乾燥材か自然乾燥材かはよく確認した方が良いですね。
材料としてはまるで違うものになります。同じ樹種でもです。色々な効能を言う会社であれば当然自然乾燥なはずですが・・・・・・
聞いた方が良いでしょう・・・・