現場での広さのイメージ!!
工事途中に現場に行き起きる事故があります。
「少し狭くない??」
って事です。
これは現場には建設資材が所狭しと置いてある事や、仕上がっていないので空間の感覚がつかみにくい事などで起こる悲劇です。
仕上がると全然違うのですが、工事中ではなかなか空間を把握する事は難しいです。それを説明しても理解できない人の場合、現場の変更が起こる事になります。
自分も過去に数回ありますからね。まだ、若かりし頃です。
一度は「玄関の広さが狭い」とか言われて、説明するのですが広げるように言われた事がありましたが、大勢に影響はなかったみたいです。玄関は広がりましたがシューズクロークは狭くなっていますが・・・・
感覚の問題なので難しいですね。
キッチンに取り付けたカウンターがありました。それを休みの日にお客さんが見に行かれたのでしょう。電話が来ます。
「現場なんだけど、カウンターの高さを間違えていると思うんだけど、修正してもらえますか??」
そんなはずはありません。床仕上げから70センチの高さで図面は書いたからですね。でも、ゴチャゴチャした現場では低く見えたのでしょう。
「家のダイニングテーブルと同じ高さです。間違っていませんよ」
って話をしますが、納得できないようです。
「家に帰ってダイニングテーブルを測ってみてください。70センチですから」
するとしばらくして
「ごめんなさい。同じ寸法でした」
現場はイメージが変になるのでしょう。まあ、しょうがないですけどね??工事途中の現場は完成形とは程遠いので勘違いすると大変な事になります。
最近は起きていません。それは自分が歳を取ったからだと考えています(笑)