省令準耐火の恐怖・・・・
省令準耐火というものがあります。
もみの木ハウスはこれが標準です。何も言わなくても「省令準耐火」になっています。
省令準耐火になると火災保険がかなり安くなる事になります。お得な工法ですね。
ただし、この省令準耐火には検査は無い。なので施工会社の申告だけでしょう省令準耐火という事になるんですね。工事自体はかなりの工事の手間や材料は増えて行きます。
なので、なんちゃって省令準耐火の家が沢山あるのではないのか??なんて事を考えてしまいます。
そんな家が火事になったらどうなるのか??
なんちゃって省令準耐火の家は全焼する事でしょう。全焼した場合、保険屋さんは疑います。
「本当に省令準耐火の工事がしてあったのか??」
なんて事で現場を調べる事になります。どんな燃え方をしたのか??なんて調べれば省令準耐火かどうかはすぐに分かる事でしょう。そして、
「この家は省令準耐火ではない」
なんて事になると、どうなるのか??
「保険が出ません」
って事になります。そうなると困るのは燃えた家の持ち主でしょう。当然ですが建てた住宅会社に話が行きます。
「省令準耐火という事で契約したのに、保険が出ないって事は契約違反ですよ!!」
そうなると大きな問題になる事でしょう。住宅会社が工事写真とか残して居ればいいでしょうけど、無かった場合はもめますよ。たぶん。
保険会社は省令準耐火ではない保険料の不足分の請求が来る事でしょう。それを誰が支払うのか??不足分の保険料が支払われて初めて保険金が支払われる事になります。
家は新築になりますが、前の会社では建てる事など無いでしょう。裁判沙汰になっていますからね!!
そんな事にならない様にしないといけませんが、素人が現場を見ても分かる様なものではありません。
住宅会社がどこまで真面目なのかが問題になってきます。が、そこを見極める事は至難の業でしょう。
省令準耐火は保険料が安くなる工法なんですが、工事が大丈夫かどうかは住宅会社でしか判断できません。
どう確認するのかが大きなな問題でしょう。