設計ができる人間が居ない会社の場合・・・・
住宅会社の中に設計ので来る人が居ない場合は気を付けた方が良い事が沢山あります。
設計が出来る人が居ると、話は早い。打合せをしても「それは意外に工事費が上がりますよ」とか「それは動線がおかしくなりますよ」とかダイレクトで答えが返ってきます。
なので事の進みが早いし、間違いが少ない。
設計のできる人間が居ない場合はどうなるのか??
外部に設計を流していますから、ヒヤリングして答えが返って来るのに時間が掛かります。
また、ヒヤリングしている人が設計の素人なので出来る事も、出来ない事も聞いていきます。すると「要望が図面に反映してありません」って事になる。
つまり、素人同士が話をしていくので無駄な時間が多くなる事と、伝言ゲームみたいな事になる。しかも「分かりました設計に伝えますね」って感じです。
そうなると「出来る事」になっていきます。
大きな住宅会社ではそれが営業マンと設計者の間で繰り広げられます。同じような展開ですが、少しだけ意味が違ってくるのが外部設計の場合です。
設計事務所に外注するので、その段階で図面の作成料金が発生します。そうなると設計事務所は「受け身」の仕事をするようになります。プロの意識を捨てる。
その方が変更が多くてお金になるからです。
良い家にするとかではありません。お金に換算してのお話です。なので打合せを重ねて「プランを煮詰める」とか言いますが、見事にまでぼやけたプランになります。
外部設計に依頼する会社のプランは見たら分かります。
もみの木の家に住んでいませんから、もみの木の効能を効率悪くしている間取りになっています。もっと言うと普通の間取りにもみの木が張ってある。
もみの木ハウスの家とはまるで違う家って話ですね。
まあ、普通の家の場合でも外部設計は危険性が高い事は変わりません。大体はお客さんの言いなりです。
プロの判断があまり感じにくい家です。しかも「今」にフィットしています。「この部屋将来どうするの??」って感じです。
10年間ぐらいは良いのでしょうが、後半戦がつらい家になる事でしょう。