「標準仕様」って何なのかは聞いた方が良いでしょうね??

モデルハウスを見学に行ったら豪華絢爛の仕様になっていて「こんな家が建てられるの??」なんて舞い上がり、その後に出てきたプランを見て積算に入ってもらいました。
「現在は標準仕様での積算になっていまして、その時の金額がこれになります」
「そうなんですね。少しだけオーバーだけどこれでお願いします」
「分かりました。では、現在の積算の仕様の説明をさせていただきます。まずはキッチンですが、この仕様になります」
出てきたのはマンションのキッチンとさほど変わらないキッチンで、食洗器も見当たらない。おかしいと思い、
「モデルで見たキッチンではないのですか??」
「あれは、モデルですのでオプション仕様になっておりまして、標準はこれになります」
「こんな感じの家を建てられますよって、言ってたではないですか??」
「最初で言いましたよ。このモデルはオプションが入っていますので。と」
「標準ではありません。ってはっきり言われないと分からないでしょう」
なんて事にならない様にしましょうね。
多くの住宅会社の場合、モデル仕様はオプションだらけの場合がほとんどです。また、置いてある家具や調度品にカーテンは恐ろしく高い物ばかり。
それで「雰囲気」を豪華に変えています。内装材だけでは豪華さを醸し出す事は難しいですからね。
そんな家と、実際に建てる家は全く違うって話になります。なぜか??普通に建てる家には何の特徴も無いからです。モデルで勘違いさせる作戦ですね。
だから「標準仕様」は最低限のもので構成されている事がほとんどです。電熱性能もオプション扱いって事が多いです。お気を付け下さい。
標準仕様は法律ギリギリの設定で、それ以上の性能を希望するとオプションとなります。オプションを選ぶとサッシから大きく変わるので追加が凄い事となるでしょう。
外壁や屋根材も標準は耐久性の低い商品になっている可能性が高いです。オプションに変えると工事費は上がります。それが嫌で標準のままで施工した場合は大変です。
塗装のサイクルが10前後でやって来ます。オプションは30年間はそのままですから総コストは逆転する事になります。これが内装材の床や壁にも出てきます。
間違えると「安かった家が普通より高くなった」ってなります。そんな話はよく耳にしますから、お気を付けください。























