木に見えるけど違う物たち・・・・
「床は木です」
って思っている人は多いでしょう。でも90%は紙に印刷されたものです。基材は「ベニヤ」なっています。変形が少なく傷にも強い。クレームが来にくいし値段も安い。
大量生産を行う会社は喜んで使います。大工さんの手間もかかりませんからね。
ただし薄っぺらく見えます。だって印刷なので深みはありません。最近の印刷は凄いですからね。パターンも読めません。
実際の木ではないのでメーカーは「自然に優しい」とか言っています。地球環境を考える人には良いのかもしれませんね!!
天井とか壁に貼ってある「木」みたいな物も中には「ビニールクロス」って事も有ります。これも印刷とパターンの技術でしょう。天井とかの少し距離があると本物に見えますからね。
自分達は分かりますが素人の人は「木」だと思っている事でしょう。「木目調」ってやつです。石目調とか織物調とか塗り壁調とか色々あります。
本物以上にクオリティが高いですね。よく考え研究しているんでしょう。そこまでやるなら本物を使った方がと思いますが「内装制限」とかで使えない場合があるので防火とかになると使い勝手がいい。
柄も選べるし、しかも安い。防カビとか汚れ防止とかの機能も付いてきます。ただし重金属などが入っています。空気環境にはよろしくありません。
建具も「木」だと思っている人は多いでしょうね。あれも紙に印刷です。基材はMDFと言う木の粉を圧縮して固めたやつです。
木の建具はなかなか見ません。もみの木ハウスはもみの木の建具ですけどね。ただし、乾燥すると割れます。本物なんで呼吸をしていますから。炭化木材にすれば割れないのでしょうが・・・・
意味が無くなります。
外壁のサイディングも木みたいな製品があります。よく「木なんでしょうか??」って聞かれますが木ではないですね。
セメントを主原料とした基材の表面に印刷してあるものになります。基材も凸凹にしているので本物そっくりに見えますからね!!
外壁も本物を使えば良いのでしょうが、どうしても「防火性能」を考えます。そうなると木は使いたくありません。
色々なメーカーが一生懸命に考えて作っていると言えます。そのうちもみの木柄も出てくるかもしれません。
もう研究しているかもしれませんよ??