構造計算がしてありますか??
「家は構造計算をしなくても良い事になっています」
なんてことを言う人は多いです。でも、それは間違いなんですね。家は構造計算をしなくて良いのではなく、確認申請時に提出しなくても良いって事なんですね。
なので構造計算は建築士の責任で行わないといけません。構造的な責任は建築士に来るって事ですね。なので自分達は構造計算まで行っています。
でも、多くの会社は構造計算を行っていません。建築士の責任において行っていないって事ですね。なので何かがあると建築士の責任になるのですが、やっていないので誰も構造の根拠は分かりません。
地震時に構造がどうなるのか誰も知りません。
屋根材の荷重がどれぐらいなのかも誰も知りません。なので平気で仕様が変わったりします。コロニアルから陶器瓦に変更するという事は構造計算のやり直しになります。
だって荷重が倍になります。コロニアルで2トンだった荷重が陶器瓦では5トンですからね。構造は変えないといけません。
でも、構造計算をしていない会社は構造はそのままで終わらせます。危険だと思いませんか??
構造計算をしないって事はそういう事です。
そんな家に住むのは皆様方。地震や台風に対して大丈夫なのか??って事への回答は「根拠の無い自信」って事になります。
根拠が無い事が恐ろしいのですが、やった事のない人はまるで分らない世界なんです。数字で家を見た事が無い訳ですからね??
構造計算をするとどんな設計をするとどんなところに構造的なコストがかかるのかが分かります。すると無駄な設計はしなくなります。
で、やらないと勝手に構造をいじる事になります。これも根拠はありません。
「構造計算はされますか??」
って聞くだけでその会社が分かります。「家は構造計算はしなくても良いんですよ!!」っていう会社は本当に危険ですからお気を付けください!!