コンセントの位置
コンセント。今はコンセントが無いと動かない物ばかりです。
なので、コンセントの場所や数は考えておかないといけません。で、それを「打合せ」で決めると大丈夫なのか??と言うとそうではないので気を付けてください。
よく問題になるのが「ドアに隠れて使えない」とか「掃除機のコードが足りない場所がある」とか「キッチン周りにコンセントが少ない」とかでしょう。
「ドアに隠れてコンセントが使えない」
これは設計ミスですね。ドアを開けたままにすると、ドアの後ろにコンセントとなり使えないしコンセントが邪魔でドアが引っ掛かる。
ドアの可動範囲外にコンセントを移動するべきでしたね。図面を見ると分かる事ですからね。なので電気図面は複数回のチェックが必要です。
お客さんではなくプロがですね!!
「掃除機のコードが足りない場所がある」
これはコンセントの場所が悪く、掃除機が届かない部分があるって話です。掃除機に延長コードが必要になるというパターンですね。
コードレスの場合は考えなくていいでしょうが、買い替えた場合、どうなるか分かりませんので、コンセントの設計はコード式の掃除機を前提に考えます。
多くの場合、届かなくなるのは廊下部分です。家電製品が無い場所なのでコンセントまで考えない。でも「掃除機」が頭にあるとちゃんと設計します。
家で掃除機を使っている人は分かる話です。
「キッチン周りにコンセントが足りない」
特に多いのがキッチンの後ろの棚の部分でしょう。ここには「炊飯器」「電子レンジ」「ポット」「トースター」「コーヒーメーカー」など多くの家電製品が並びます。
その数に見合うコンセントがあるのか??
無かった場合、抜き差しして使う事になります。これが面倒くさい。そうならない様に設計します。
テレビ周りもたこ足になりがちなので要注意です。
これは設計というか、誰しも家に暮らしているので想像する事は簡単なはずなんですが、漠然と暮らす人には分からない事みたいです。
打合せをしてコンセントを決めても、打合せしている相手がプロかどうか??白いととどレベルな人だった場合、図面が正しいかどうかも分からない人の場合があります。
コンセントの問題は「既に済んでいる人の家を見る」事が重要です。そこで「コンセントとか問題はなかったですか??」と聞く事ですね。それで全てが分かります。