ビニールクロスの不思議??
日本に建つ家の90%以上は、内装材に「ビニールクロス」が使われています。
理由はあります。「安くてクレームが少ないから」でしょう。職人さんもそこまで修行も要りません。ジョイントのリピートが無い物は意外と簡単に貼れます。
柄も色々と有りますから「個性」が出せる。「織物調」から始まり「石目調」とか「北欧風」とかもありますし「木目調」や風景の印刷とかもあります。
レストランでログハウスみたいに木が組んであるように見えているのがビーニーるクロスだと分かる人は少数派でしょう。多くの人は「木」と思っています。
昔、腰壁が「木」だと思い込んでいる人が居て「これはビニールクロスですよ」と教えてあげたらショックを受けていた人が居ました。建てる時に「木の腰壁」と要望したらしいのですが・・・
まあ、色々なイミテーション物が存在します。印刷が巧妙で、本物と思うくらいです。それでいて安い。普通の人はそれでも良いのかもしれません。
ただ、もみの木ハウスの場合は「室内の空気」にこだわります。なので塩化ビニール製のビニールクロスを室内に使う事は出来ません。
色々な化学物質や重金属類が空気中に揮発して来ます。「新築の臭い」の元になる物質です。それを吸い込んでアレルギー反応を起こすわけです。それが酷くなるのを「シックハウス」と呼んでいます。
国内基準でフォースターを取得していれば使う事は法律上は可能です。でも、中には化学物質に過敏な人が居ますからね!!
お酒は20歳から飲める事になっています。でも、恐ろしく強う人も居れば飲めない人も居ます。法律は一律ですが、人はバラバラなんですね。そこをどうするのか??
もみの木ハウスには「お酒が飲めない人」とか「お酒が弱い人」みたいな人がやってきます。
つまり「健康的不安が無い」という人は基本的には来ません。
家族に健康的な不安がある人がほとんどでしょう。多いのは鼻炎とかのアレルギーですね。それと「喘息」でしょう。
そんな人が暮らす家にビニールクロスは危険です。それが分かっているのでもみの木ハウスでは「使用禁止」となっております。
施工性や価格ではなく「住まう人の事を考えて」での事ですね!!