音の問題!!
家の中の音の問題があります。
これが意外と気になり、クレームになったりますから要注意なんですね。昔は2階の床の音とかが1階に直接響いていました。それがクレームになっていました。
今は剛床などを組むのでそこまで問題にはなりません。まあ、今回は意外な音の問題のお話です。
「ガルバリウム鋼板屋根の雨音」
これは屋根材をガルバリウム鋼板にして、そこに降る「雨音対策」をしなかった家で起こるクレームの話です。
ガルバリウム鋼板はかなり薄いです。そこに雨が降ってくるとパタパタとうるさいです。夜などは眠れないほどの音になります。
では、それをどう処理するか??
もみの木ハウスでは、吹き付け断熱を屋根で掛けます。その断熱材で遮音しています、なのでガルバリウム鋼板でも音はしません。
そうでない場合、防水プラスターを下地材で入れて遮音する方法とかあります。また、屋根を二重に組んだりガルバリウム鋼板を横に葺いたり。
まあ、色々とありますが簡単な処理は断熱材でしょう。それで解決します。
「キッチンの音の問題」
これはキッチンの音がリビング中に響き渡るという問題です。特にステンレスシンクの場合、水跳ねの音が響き渡ります。
テレビを観ている人には酷い騒音となり、テレビも声が聞こえません。そんな場合は静音シンクという防音されたシンクを使う事でしょう。
また、人造大理石のシンクだと音の問題はありません。
キッチンの真上が寝室とかだった場合には、キッチンの音が上に抜ける場合もあります。特に寝ている時間にキッチンに人が居たら、音がうるさくて眠れません。
1階の天井にグラスウールなどを入れて防音する処理が必要です。
「お風呂の音」
これも寝室の横にお風呂がある場合、お風呂の音が寝室側に抜けていきます。音がうるさくて眠れないなんて事になる。
これも家族の生活が変化したときにおこる事故みたいなものです。家族の誰かが仕事の関係で深夜の帰宅とかだと他の家族が寝静まってからのお風呂になります。
どうしても音が漏れます。
この場合は音を防音するとかではなく、設計で個室とか寝室をお風呂の近くに配置しない事でしょう。
他にはトイレの音の問題とかもあります。それも設計でカバーするしかありません。音の問題もそうですが、設計者の力量で変わると言えます。
設計者がどんな人なのか??それが問題です。