設計者がどんな人なのか??
設計者がどんな人なのか??これは家づくりにおいて、最大級の重要度があります。
設計をする人にも色々あります。問題ありの人は「図面を書くのが好き」って言う人です。作図が好きな人ですね。こんな人に当たると図面が沢山出て来ます。
「なんでもできます。なんでも要望を言ってください」
なんて感じですね。こんな人は生活の事が欠落している場合が多いです。家に住む事ではなくあくまでも「作図」が仕事なんですね。
なので要望が出ないと図面が書けない。
デザインを優先する人も居ます。こんな人は細かな部分に気を使う人で、そこにどれだけ費用が掛かるのかは度外視するのが大きな特徴です。
既製品のドアなどを図面の寸法に合わせる事に生きがいを感じる人なんでしょう。微妙に壁がずれていたりして図面を見るだけで「もったいない」って事が分かります。
ほとんどの部材が「特注」になります。つまり「割高」になるんですね。納まりは綺麗でしょうが、そこにお金を使うの??って感じですね。
大きな問題は「構造的に大丈夫なのか??」って事です。酷い場合はデザインを優先して構造が破綻している事があります。お気を付けください!!
また、設計者が「家事」をしているのかどうか??これも大きな問題になります。
洗濯物をどう処理するのか??なんて事が考えてあるのかどうか??料理の道具や食材をどう収納するのか??などなど、考えているのかどうか??
たまに雑誌に載る間取り図を見ていると家事動線がまるで考えていないものがあります。キッチンとお風呂が恐ろしいくらいの距離にある家とかありますからね。
家の中を毎日大移動して家事を行う事になる。それに気が付いていない。つまり「家事をしたことが無い」って事です。
料理をした事が無い人はパントリーの概念が無い。なのでパントリーを設計に入れない事の方が多いわけです。
中には「冷蔵庫をどこに置くのだろう??」なんて言う不思議な間取りもありますからね!!
どんな設計者が担当になるのかで家づくりは大きく変わります。その会社の建てた家を見学して家事を想像して歩き回ると分かると思います。