構造計画!!
プランはなんとなくでは考えません。全ての事を考えて進めるのが設計です。
お金の事はもちろん、構造の事も考えます。要望を満たす事も考えます。もちろん、敷地に合わせる事もです。
外構計画も外観デザインも同時進行させていくのが設計です。
構造的な事は最初で考えておかないと後からではどうにもなりません。
平屋はまだ良いですが、2階建ての場合、2階の荷重をどう1階に伝えるのか??それを考えます。
一番良いのがストレートに力を1階に伝える事です。構造軸線を揃える事が大事です。
たまにデザイン優先で構造線が上下で合わない家とか見かけますが建具が動かないとかクロスが裂けたとか構造に無理をさせた症状が出ているはずです。
構造計算を行うと無理な構造にすると工事費は上がります。構造計算していないと関係ないでしょう。
恐ろしく安全か??恐ろしく危険か??どちらかですね。これは設計者も分かっていません。
緻密に考えられた構造体ですが、これを壊していくのが「変更」っていうやつです。
構造が分からないので平気で壁を動かしたり、無くしてしまったりします。
自分の場合は「変更は可能ですが構造補強で金額が上がります」って話をさせていただきます。中には
「耐震等級3での設計ですが2に下がると思います」
なんて事にもなりますね。一番怖いのが偏心率が悪くなる事です。地震時に大きく揺れる事になります。
なぜ、このような設計になっているのか??そこをなぜそう設計してあるのか??って事を説明すると大体は元に戻ります。
多くの変更は改善ではなく改悪ですからね??
営業マンの居る会社では改悪が止まりません。建築を知らないので素人同士で話し合うって事になる訳です。
そんな家は外観で分かります。構造が破綻していますからね(恐)
恐ろしいくらい大きな窓が連続で付いていたりしますし、外壁の凸凹が凄まじかったりしています。
地震や台風の力をどう伝えて行くのか??逆に伝わるのか??ここが壊れる!!ってのまで分かります。
何も無い時は普通に建っています。だって荷重が下にしか向かっていませんからね・・・・
力が、横に動いたら・・・・・
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