間仕切り戸は何のため??
ドアや引き戸などの間仕切り戸は何のために付いているのか??
それは断熱性能が低い家の場合、冷房や暖房を局所で効率よく行うために部屋を細かく仕切っていたというのが真実でしょう。
昔は「断熱」という概念が有りませんでしたから!!
そんな事で高断熱の家での体感が無い設計者は今でも細かく間仕切る設計をしています。なので図面を見ると簡単に判断が出来ます。
高断熱の家をうたう会社の図面が、細かく仕切られている場合は設計者が「よく理解できていない」って事です。注意しましょう。
そんな設計を「ブドウ型」と言います。ブドウみたいに房で分かれているって事。そんな設計は古い設計思想で行われているって事です。
なので間仕切りのドアや引き戸の数でそれはすぐに分かります。
もみの木ハウスは高断熱の家で、自分も同じような家に住んで体感しています。するとドアや引き戸は最低限で行ける事が分かっています。
家全体を冷暖房できるから細かく間仕切る事は意味が無い事を理解しています。
なので、もみの木ハウスでは間仕切りの扉が「トイレ」と「脱衣室」と「寝室」の3カ所だけって家も存在します。
それで十分だからです。そんな家を「リンゴ型」と言います。
もみの木ハウスは消臭効果や調湿効果があるので普段はドアは開けた状態で住んでいる事がほとんどです。閉まっていたら使っているって事です。
臭いや湿気がこもる事など無いからです。
高断熱の家を手に入れたいのであれば、その会社の施工例を見ると分かります。間仕切りのドアや引き戸が施工例に3カ所以上写り込んでいたら難しいでしょう。
局所での冷暖房は考えていないので仕切る必要は有りません。仕切るのは視線のカットです。普通の場所は暖簾で十分です。
シューズクロークなどに扉が付いているのは「臭い対策」って事が多いですが、もみの木ハウスの場合は消臭効果があるのでそれも不要です。
見せたくない場合は暖簾で対応します。
つまり、設計の段階で性能や効能を熟知した設計者が居るのかどうかが大きな問題になるって事です。ドアの数がそれを教えてくれます。