「ブドウ型」プランと「リンゴ型」プランとは??
家のプランの作り方を大きく分けると「ブドウ型」と「リンゴ型」に分かれます。
まあ、普通の人はこれが何かを知る事は無いと思いますが、家の設計をする人は知っておいた方が良いとも居ます。が、あまり意識している人は居ません。
多くの住宅会社のプランは「ブドウ型」が多いです。
ブドウ型とは何か??ブドウの房の様に個室がしっかりと建具などで仕切られている様な間取りを言います。冷暖房は各部屋ごとで行います。
つまり、断熱性能が低いとブドウ型の設計になるわけです。
リンゴ型の設計は家を大きく一つの部屋と考える設計を言います。なので間仕切りの建具が少なく、空気が家中で動くと言った設計です。
断熱性能が高い場合、リンゴ型の設計になっていきます。もみの木ハウスはリンゴ型の設計になっています。今まで建具が少なかった家では3カ所だけという家がありました。
トイレと洗面所と寝室です。他はオープンですが、視線は遮る様に設計していきます。
エアコンは1~2台で全館をまかなえる性能です。高気密高断熱になるから設計もリンゴ型になるわけですね!!
で、今年の4月から断熱基準の適合の義務化が始まりました。でも、多くの住宅会社では断熱性能を上げてはいますが、プランはブドウ型のままがほとんどです。
高気密高断熱の家に暮らしたことがないので理解できていないって事です。
家の性能を引き出せるプランになっていないって事ですね。あまりにももったいない話なんですが、多くの家はブドウ型です。
これは、家の事を総合的に考えられるかどうかで分かれますね。多くの場合、設計者が総合的な事を考えていません。
そうなるとどうなるのか??快適な家ではなくなります。ドアだらけの家になるので使い勝手も悪くなります。
まあ、その危険性を回避するにはどうするのか??「その会社の建てた家を見に行く事」で解決します。
見に行ってブドウ型かリンゴ型かを見ると分かります。建具がどれだけついているか??でも簡単に分かる。
現在の断熱基準をクリアした家である場合、プランはリンゴ型にしかなりません。が、設計者が無知な場合、ブドウ型の家になる可能性が高いです。
家づくりに失敗しないためにはちゃんと見た方が良いでしょうね!!