プランってどうやって考えているのか??
よく「プランを考えるのに時間が掛かってしまって!!」ってな感じの話を耳にしますが、そんな事は無いと思います。
あるとしたらまだ未熟な設計者でしょう。プランを考え込むようなことはしません。
建物の本体工事予算や敷地の条件が分かるとそれに合わせたプランが浮かんできます。
工事費が分かると家の大きさが決まります。
敷地と道路の関係が分かると駐車場と玄関の位置は決まってしまう。
そうなると後は組み立てていくだけです。
まあ、同時に「外観」も考えていきます。敷地を見に行った時にカメラのセット場所も決まります。
その時には大まかな外構まで決めています。
浮かんだプランを紙の上に落とし込んでいくだけの事です。
手書きのプランが出来たらそれをプレゼン用のCADに入力すると積算が出てきます。
仕様の調整をすると工事費がはじき出されるって話です。早いと二日で終わる作業という事になります。
色々な事を同時進行させてプランを作っていく。
今まで構造計算で差し戻されたことなどありません。構造計画も最初で考えていくからですね。
まあ、プランは一つしか出しません。一つの敷地には一つの家しかたちません。あれこれ考えてもしょうがないって事です。
「これがベストです」というものを一つだけ提案する。
複数のプランを出した場合、プラン決定までに三カ月以上かかると考えるべきです。
お互いが無駄な時間です。
「プランが決まりません」
って事の大きな理由は悩ませるからって事です。また「積算が同時に出ていない」って事も大きな理由でしょう。
金額が分からないので出てきたプランを変更する。
積算がある場合は「そうすると40万円程工事費が上がります。よろしいですか??」みたいに工事費で制限を掛ける事ができます。
積算が出てこないと制限が掛からないので言いたい放題になる可能性が高い。そうなると決まりません。
決まった後も「予算オーバー」って話になっていきます。
プラン提示もやり方でお互いの時間を効率よく使えるって話になっていきます。
どんなやり方をしているのか??それもすでに住んでいる人に聞く事でしょう。
すぐにどんなタイプの住宅会社なのかが分かります。