面積より広く見える家と狭く見える家の違いとは??

モデルや見学会に行った時に聞いた面積より「広く感じる」という家と「なんだか狭苦しい」という家があります。何故でしょうか??
はっきり言ってそれは「設計の問題」という事になります。
同じ30坪の家でも「広く感じる家」と「狭く感じる家」の違いとは何なのか??それは空間の抜けでしょう。
これは基本設計の問題でもあります。つまりは「断熱性の問題」となっていきます。断熱性能が高い場合は「リンゴ型設計」になります。
家をリンゴに見立てて全体を暖房していくという考え方ですね。分かりにくいでしょうから分かりやすいもう一つの設計手法を「ブドウ型設計」と言います。
ブドウの房みたいに各部屋ごとを閉め切る。つまり断熱性能が低いので局所での冷暖房を考えるという設計です。冬は扉を閉めないと寒い。閉めると視線が抜けません。
リンゴ型はプライバシーを保つ場所だけが間仕切られており、視線カットなどは壁で行い空間は抜けているという設計になります。行き止まりが無いので広く感じます。
同じ考えで設計する「回遊動線」も同じ理由で行き止まりがありませんので、空間は広く感じます。
どう感じさせるのかは設計者の力量ですが、「間取り」で身動きが取れない設計者には「空間がどう見えるか??」なんて考える余裕はないはずです。
見学会に行った時に「狭く感じる」と持った場合は止めた方がよろしいかと思いますよ!!
ただし「開放感がある!!」となった場合は「光熱費はどうなんでしょうか??」って聞く事です。断熱性が低いのにリンゴ型設計をする人も居ますからね。
設計手法は良いのに性の面が欠けている人です。これが本当に多いと思います。
恰好から入る人達ですね。
まあ、外さないためには住んでいる人の家に行き、話を聞く事でしょう。そこに真実があります。
「開放的で快適な家にしてほしいです」
なんて要望を出して「はい。分かりました」って建てても難しいでしょう。要望は聞かなくてもそれぐらいは出来ないとダメだと言えます。
「どんな家でも建てる事が出来ます」
なんて事を言う会社ほど危険だと考えた方が良いでしょうね。ファミレスと同じ事で目玉商品は無く無難に食べて過ごせるって話。
それで良ければ良いかもしれません。























