上棟式をしない理由??
上棟式を行う会社は少ないです。なぜでしょう??
理由は簡単です。「お金にならないから!!」って事ですね。
昔はどの家でも行われていました。クレーンとか無かった事で、棟上げは親戚やご近所さんとかの総出で行われていました。女性は炊き出しをして、お昼ご飯に夕食の準備をしていました。
屋根が掛かった夕方にはお祭りを行い、その後は「餅巻き」をする事が常でした。その後は宴会に入っていきます。夜遅くまで宴会は続いて行きました。大勢の人が参加していたもんですね!!
今では棟上げはクレーンで行います。しかも法律で「一般人を高所作業をさせてはいけません」って事になっていますので、親戚とか来ても屋根に乗せる事が出来なくなっています。
手伝う人も居ない事で、夜の宴会も無くなりました。そうなると餅巻きもやらないって流れになります。
棟上げは準備が大変ですから、そもそも嫌われていたと考えられます。食事やお酒の準備にお餅やお金やお菓子の準備とか大変です。家での宴会が無くなっている現在ではやり方が分からない人だらけです。
棟上げをやっていた最後は全てが住宅会社の手配って事で進んでいました。本来は住宅会社は「招かれる側」なんですが、宴会場の準備から進行までやっていましたからね??「もういいんじゃねえ??」って感じでした。
飲酒運転の件が厳しくなった事も原因でしょう。絶滅しました。
でも、もみの木ハウスは餅巻きをやります。これは稀なケースでしょう。一生で一度あるかどうかの餅巻きをやる事が大事であると考えるからです。餅巻きの準備は全てこちらでやります。お金は実費精算します。
最近は少子化で屋根の上に上がる人も少ない。そこで「ご法度」だった女性も上がってもらっています。ちゃんと許しを得てですね!!
餅巻きは「厄払い」の意味もあります。節分の豆まきと同じですね。厄を餅に分散して持って帰ってもらいます。大きな儀式ですから思い出にもなりますし、親戚の集まりにもなります。
夕方の30分ほどの時間です。その後は親戚で食事会とかされても良いと思います。
絶滅した上棟式と餅巻きですが、もみの木ハウスでは実行しています。