家づくりは先を考えておかないと後悔しますよ!!って話
「子育てのための家づくりをしたいです」
なんて事を言う人が居ます。そんな人ほど家を建てるころにはお子さんがもうすぐ小学生って事が多いです。つまり5歳とかですね。
18歳で家を出ると思うと、その子はたった13年しかその家には暮らしません。あっという間です。
子育て用の家を建てるのであれば「子供が生まれる前」に建てないと時間がもったいないって事になります。
多くの人が見落としている事です。
あっという間に子供は成長して、家を出ます。子供部屋は空き部屋になる。でも建てる人はなぜか「づっと一緒」みたいな感覚なんですね。
それを現実の世界に連れていくのが設計者の役目になります。営業マンはでは難しいでしょう。今の話をする奥様には言い返せませんからね。
「なるほどいいですね。子育ての家ですね!!」
みたいに同調するのが関の山です。要望通りの家が形になりますが、子供が出ていく事は打合せの中には出てきません。
そして、より大きな話になるのが「お子さんが出て言った後に夫婦だけで暮らす時間の方が長いですよ」って話です。
多くの人は30年前後を夫婦で暮らす事になる。子育てより長い時間です。その時間にも合わせておかないといけないという事です。
2階建ての場合でも寝室が1階にある方が使いやすいです。敷地の問題とかありますが、出来ればその方が良いと思います。
家事動線も効率良く、短くする事でしょう。家事が大変だと家事をする人が疲れますからね。
もみの木ハウスの場合は洗濯物が部屋干しで乾きます。これは、他の家と大きく違うところになります。圧倒的に家事は楽になる。
たまにもみの木ハウスの間取りをコピーしたような家をルームツアーで見かけますが、洗濯のもが干せはするが乾きません。そこはご注意ください。
将来二人きりになった場合は洗面脱衣室だけで洗濯物は干せます。二人分の衣類ですからね。その周りにお着替えクローゼットやキッチンをまとめると歳を取っても家事が楽に出来るって事です。
ローカを広めに取るので介護も出来ます。
設計者はそんなことまで考えてプランしています。