家は広い方が良いのかな??
モデルハウスでの会話です。
「リビングダイニングで20畳ほどあります。余裕の広々空間ですからホームパーティーも余裕でできますよ」
「やっぱりリビングは広い方が良いですね!!」
さて、こんな会話は良くある話です。が、本当にリビングは広い方が良いのか??
多くの住宅会社は「リビングは広い方が良い」とか言います。何故か??「利益率を上げるため」です。
設備がほとんど無いリビングはコストが掛かりません。でも面積だけは増えていく。つまり総工費が上がるって事です。
そうなるとどうなるのか??工事請負契約の金額が上がります。すると歩合制の給料のシステムである営業マンの給料が上がるという事です。
「リビングは広い方が良いですよ」
は、自分の給料を上げるために言っています。その罠にまんまと掛かっているって話になります。
リビングダイニングが広いと何が良いのか??あまり良い事は無いというのが真実でしょう。ダイニングテーブルとソファの間が広くなるだけです。
なので先程の20畳のリビングダイニングは「広すぎ」って事になります。
建設資材の高騰もあり、リビングダイニングはどんどん狭くなるのが今の状況です。最近では9畳のリビングダイニングを設計しましたからね。
この場合はダイニングテーブルで過ごす事になります。またはマンション用ソファを使う。ダイニングも兼ねる商品です。
狭い空間の方が心理的に落ち着くって事が多いです。広い空間は自己満足の世界。光熱費も悪くなるって話。
そもそも広い空間を勧める営業マンは「総予算」を把握していません。だから「ヒアリング」して家を大きくしようとしているわけです。
まあ、どっちも「欲」での行動って事です。
広い家はやがてやって来る「夫婦二人の生活」の場面で持て余す空間になるでしょう。それが理由で「住み替え」を実行する家族もいますからね。
広い空間と光熱費で後悔する時が必ず来ます。
家づくりは30年先を見据えて決めるべきです。そうしないとすぐに後悔する事になります。
営業マンの口車に乗らない事ですね!!