家は細かな部分でその会社の考えがよく分かります!!
家の見学は間取りや設備を見る事が主な事となりがちですが、細かな部分を見る事で深い思考が見えてきたりします。
スッキリと感じる場合は棚板や取り付けてある板類が細かったりします。見え方が細いのでスッキリと見えます。
もみの木ハウスの場合、壁の角が丸くなっています。これは細かな部分の事ですが、これが角になっている場合は、家の印象が大きく変わります。
玄関のタイルと床板の間に入る「玄関框」もあるのとないので大きく変わります。
細かな部分ですが考えてあるのか??考えてないのか??それで変わって来るって事です。
住宅会社の設計者や現場監督の多くは「建築の常識」に支配されています。よくあるのが「昔からこうしていた」みたいな言葉。
なぜそうなっているのかは「謎」なんです。
なぜそうなっていおるのか??それが分かるかどうか??それでやり方まで変わります。理由が分かればの話です。
理由が分からないから「昔からそうやって来た」で終わらせる。考えたくないって話です。
もみの木ハウスの飾り棚は12ミリか、10.5ミリを使います。自然乾燥の柾目なので寸法変異が少ない。だから細くても大丈夫なんです。
一般的な住宅会社に飾り棚を頼んだ場合は24ミリか21ミリになります。何故か??昔からその寸法だからです。(尺貫法の影響でしょう)
新建材なので寸法はどうにでもなるはずなんですが、昔からある寸法で取り付けている。変な話なんですね。
しかもこの寸法は木材の寸法から来ています。新建材も昔ながらの寸法に支配されていたって事です。斬新な事は出来なかったのか??
現場の職人さんが嫌ったのかもしれませんね??
色々な意味で変なところが多いのが住宅業界です。何も考えようとはしません。「いつもの通りでお願いします」って変な言葉で現場が動きますからね??
もみの木ハウスはそういった意味では斬新な事を色々とやって来ました。
壁に張るもみの木をそれまでみんなが縦に張っていたものを横に張った。これも「羽目板」という昔ながらの縦に張る事を常識と考えた事での施工でした。
昔ながらなので「和風」な感じになります。自分はそこに違和感を覚えました。だから「横に張れば良いのでは??」となったわけです。
色々と面白いですよ!!