転倒事故を防ぐことが大事でしょう!!
高齢になると急激に増えるのが「家の中の転倒事故」でしょう。
若い時は何も感じなかったのに、歳を取ると本当にわずかな段差に足を取られて転倒します。転倒するだけならいいのですが、転倒した先に何があるかで状況は変わります。
こたつやテレビボードの角に頭を強打とかすると、大きな怪我とかになる可能性が高いとなります。怪我で済めばいいでしょう。
うちの母もそうでしたが、こたつの敷布団に足を取られて転倒して大腿骨を骨折し、そのまま施設から帰れなくなっています。
大腿骨とか骨折すると動けなくなり、筋力が劣り、車いす生活となり家での生活は出来なくなります。原因は転倒しる事です。
では、転倒しないようにするにはどうするか??
小さな段差を無くする事ですが、基本性能の低い家ではどうしても寒い冬にこたつを出したり、ホットカーペットを敷いたりして生活します。
つまり、ほんの数ミリの床に段差が生じるという事です。その段差につまづき転倒します。
高齢者の歩き方は独特で、つま先ですり足で歩きます。そうなると小さな段差でもつまづき転倒します。
また、スリッパも意外と転倒しやすいですから気を付けましょう。
小さな段差やスリッパを使わない家にする事が解決方法になります。それには高気密高断熱の家にする事です。
そして「冷たくない床にする」という事になります。ただ「床暖房にする」という安易な解決方法では別な問題が生じるのでお勧めしません。
理想は「もみの木ハウス」にする事です。
床がもみの木なので冷たくありません。なのでマットやカーペットが不要です。こたつもホットカーペットも不要になります。
床は「浮造り」なのでグリップが効きます。また冬でも素足で生活できるので、より滑りにくくなるという事です。
収納も目的別に色々と設計されるので、床に物を置くことが無い。つまりつまづくことが無いという事になる。
普通の家に暮らすよりはるかに安全だと言えます。
若い人で、老後までの事を見据えて家を考える人はあまりいないと思いますが、もみの木ハウスは要望されなくても、そこまで考慮して設計していきます。
どこで建てるか??誰と建てるか??でしょうね!!