高気密高断熱の家の失敗!!
「うちは高気密高断熱の家ですから、1年中快適ですよ!!」
なんて言う会社は多いですが、快適かどうかは分かりません。多くの住宅会社は内装材を間違えているところが多いですからね。なので「床が冷たい」となる。
床が冷たいとどうなるのか??当然ですが「スリッパ」が登場します。スリッパが無いと冬は床が冷たい事になりますし、夏はベタベタするので夏もスリッパが必要になる。
もみの木ハウスみたいに「1年中素足での生活」にはなりません。
冬は床が冷たいので「体感温度」が下がります。すると暖房の設定温度を上げる事になります。当然ですが電気代が上がる。それがクレームになる。
床の冷たさを改善するために「床暖房」を採用して床を温める会社が多いです。が、これも電気代がかさみます。使わない人が多いと聞きます。
床を温めるので床から多くの化学物質が揮発します。小さなおこさまへのダメージが大きくなる。まあ、床を間違えての悪循環が始まるって話です。
無垢材の無塗装品を使うと床は冷たくありません。ただし「人工乾燥材」であれば汚れると取れないというデメリットもあります。
もみの木ハウスの床は自然乾燥の柾目のもみの木なので、あまり心配する事などありません。汚れても水を掛けて拭くだけで十分です。
普通に冷たくないので床暖房も不要ですし、逆に蓄熱性があるので、急激な温度変化もありません。高気密のメリットを引き出せる内装材だと言えます。
高気密高断熱の家をカラーフロアとビニールクロスで仕上げると妙な「閉塞感」があります。以前はそんな家を建てていましたが、見学会のたびに「息苦しい」と言われていました。
まあ、ビニール袋の中にいる様なものですからね。
設計思想も「もみの木を前提に」という事を考えるのとでは大きく変わりますからね。設計自体が別物になります。
高気密高断熱の家ともみの木は相性が良いと言えます。
家は総合力です。高気密高断熱の家に使う内装材をどうするのか??という事まで考えておかないと失敗します。
化学物質を揮発する様な内装材を使うと高気密故に大きなデメリットとなってしまいます。隙間が無いという事は家の中の空気がどうなるのか??を考えるべきです。
まあ、そこまで考える会社は少ないです。また高気密の施工がそこまでシビアではない感じもします。
くどいようですが住んでる家を見る事ですね。