高気密高断熱の注意点!!
最近の家は「高気密高断熱の家」が増えて来ています。
高気密高断熱の家で、しっかりと考えないといけないのは「内装材」でしょう。気密性が高い事で家の中の空気が入れ替わり難くなっていますからね!!
24時間換気システムも付いては来ますが、計算通りに空気が入れ替わっているのか??それは疑問が残ります。
なので、内装材から化学物質が揮発して来る事を考えると、家の中の空気環境は劣悪になる可能性が高い事になります。
床がカラーフロアで壁と天井がビニールクロスとなるとかなり危険な状態です。
国の基準の中に納まっている事にはなっていますが、高気密なのでなかなか家の外には排出されません。
揮発はずっと続きますからね。
そこを考えると化学物質を揮発しない物を選ぶ事が重要になるという事です。
そこで「自然素材にしよう」ってなる人も多いでしょうが、木材からも化学物質が揮発しています。フォースター認定が取れなかったくらい揮発していますからね!!
塗り壁もバインダーにアクリル樹脂とか使っていた場合、そこから化学物質が揮発して来ます。
そう考えると使える内装材は少ないですね。自分が行きついたのが「もみの木」とか「オガファーザー」とか「土佐和紙」だったわけです。
高気密の内装材は大変だという事ですが、高断熱の床材もよく考えないといけません。
硬い床を使うと「床が冷たい」という体感になります。床が冷たいと部屋の体感温度は下がります。
そうなると暖房の設定温度は高くなる事になります。光熱費が上がるという事です。
床の冷たさを解消するために使われるのが「床暖房」になります。ところが電気代の請求書を見て驚く事になる。その次からは電源は入れなくなります。
床は冷たく寒い。高断熱なのにです。
高気密高断熱は、それ以外の事もよく考えていないと大変な事になる事が分かります。
内装材を間違えると大変な事になるって事ですね。
家の快適性は気密性と断熱性だけでは決まりません。総合的な事で決まるって事です。
見学会で快適だったのかどうか??そこを感じ取る事です。