使いにくい間取りは誰が考えたもの??
家づくりの失敗で多いのが「間取りが使いにくい」でしょう。
そんな間取りは誰が考えたのか??多くの場合はその持ち主です。提案された図面を赤ペンで修正した人が犯人の場合がほとんどです。
設計者の考えた図面を素人がいじくりまわすわけですから改悪でないはずがありません。
ちゃんと考えられたものを壊していくわけですからね。それが当然という感じで打合せされて行きます。
もみの木ハウスの場合はそのような事はありません。図面の修正は構造が絡む場合は難しい事になりますからね。
耐力壁が無くなるとか重大な問題になって行きます。耐力壁の長さが短くなる事と偏心率が悪くなります。そういった理由で出来ないとなります。
もし、それでも変更したいとなれば契約出来ない事になります。こちらも建築士なので責任は負えませんからね。
自分の経験でも打合せで変更された部分の失敗が多いですね。窓の位置とか窓の高さとかでもです。
「なんでもっと強く言ってくれなかったの??」
なんて後から言われてもどうにもなりません。そういった経験からダメなものはダメで通すようにしています。それが皆のためなんですね。
「予算が厳しいから安い商品でいいので変更してください」
なんてのも危険です。
「なんでうちはこれなんですか??他の家とは違いますよね??」
なんて事を平気で言われますからね。お金で変更した事を忘れたのか??って思うくらいです。なので安くする事はあまりしません。
自分がこれ以上は難しいというところで止めます。
そうしないとクレームになります。お互いが気まずい事になりますからね。
注文住宅だから言う通りにしなさいって感じの人が居ますが、あくまでも構造や法律は建築士が判断しないといけません。
それを曲げてまでは難しいですね。
使いにくい間取りの発案者はお客さんだという事は多いでしょう。設計をした事も無いのに図面を修正するって恐ろしい事です。
無免許で車を運転する様なものです。
そんな危険な事は止めた方が良いでしょうね!!
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