外観はどうしますか??
「外観はどうしますか??」
なんて事は普通の住宅会社ではよく聞かれることでしょう。でも、それは大きな問題を含む質問なんです。
外観は見た目をどうする??って感じですが、実はそうではありません。色々な要素が絡み合う事なんです。
鹿児島では風の計算での基準風速が36Ⅿ/秒になります。その風を受ける面積がどうなるのかで構造が変わります。つまり、外観で構造が変わるって話です。
見た目だけでの判断はしません。これは構造計算を長年やっているから分かる事です。今始めた人には分かりません。
「重厚な瓦が良いです」
も、構造要素に大きく関わります。ガルバリウム鋼板の10倍の荷重になりますからね。梁が太くなり価格も大きく跳ね上がります。
でも、そうなるのは構造計算をしているからです。していない会社は構造体はそのままです。梁がたわむ可能性が大きいって事です。
今度から構造計算が義務化されますが、構造と外観との関係性に気が付くのは数年後のはずです。その前に会社が存続できるのか??
「外観はどうしますか??」
なんて聞かれた場合、すぐにその会社での家づくりは止めた方が良いと思います。なにも理解できていませんからね!!
外観は総予算を見ながら決めていくものです。
工事費と直結しているものですからね。それが理解できないから聞ける。自分は恐ろしくて聞けません。外観の要望が出た場合も、
「予算がオーバーしますが大丈夫でしょうか??」
って話になります。屋根材だけでも大きく構造が変わりますからね。屋根勾配とかでも大きく変わります。
平屋か2階かでも構造的な金額は変わります。
色々な要望は工事費に直結していることを理解していた方が良いでしょう。それが分かる会社は「工事費が上がりますがよろしいでしょうか??」と確認します。
分からない会社は「分かりました図面に反映させますね」って受け入れる。後で「予算オーバー」となる事は明白なんですが、誰も気が付きません。
設計者は分かっています。だけど発言権は営業マンにあります。
「外観はどうしますか??」
なんて聞かれた場合、得意げに要望を応える前に身の危険を感じ取る事です。恐ろしい事が未来に待っていますよ!!