見た目重視は失敗しますよ?
家を見た目重視で建てると失敗しますよ!!
特に立面図などを見ながら外観の打合せとかしてもあまり意味はありません。だって見えないからです。
立面図は図面なので四面が綺麗に書いてあります。が、実際には離接の建物とかがあるのでまともには見えません。なので窓の形とか外壁の張り分けとかしても見えない事がほとんどです。
そこにお金をかけるのは無駄な事と言えますね。
なので綺麗にするのは道路側からの「見える場所」って事にする事ですね。
若い頃にあった話で「屋根材はこだわりたい」という人が居ました。屋根材のカタログを家にもって帰って色々と検討されました。
そしてあまり使われない様な商品を選ばれたんですね。形も個性的なやつです。
そして家は完成しました。完成した家は総2階です。屋根は2階だけにある。なので見えません。
「屋根が見えないな・・・・・・」
こだわったはずの屋根材がどこからも見えません。立面図では見えていたわけですが、建つと見えないんです。
図面上での打合せの危険です。
最近は立面図は見える方向しか書きません。そして言います「他は見えませんからね」って。
窓を色々と変えたり、大きさを揃えたりしても見えない場所だと意味は無いって事です。
たまに見る他の会社で設計された図面。そんな立面図が四面が色々と調整されてデコレーションされていたりします。
「図面で打合せしたな??しかも言いなりだ!!」
なんて事はすぐに分かります。設計者が若いのか??それとも意識が低いのか??どちらかなんでしょうね??
畑のど真ん中に建てると四面が見られるって事にはなりますが、そんな場所も時間が経てば家が建ちます。それを見越してやるしかないでしょう。
自分の場合は写真を撮る場所を決めてデザインや外構を考えていきます。見えない場所は深くは考えません。
その辺りを説明するのか??しないのかそれでも金額は変わって行きます。
「家を重厚な感じにしたいので瓦が良いです」
なんて言われても見えなかったら重厚感は感じません。材料が先行すると家の本質がおかしくなるような気がします。
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