父の話-2
9月のある日の事、呼吸器系が専門の大きな病院のロビーに父と母と自分が居ます。今日は新しい病院での診察です。
診察をしてもらいました。最悪な事態ではないような事でした。実家の近くの病院に紹介状を書いてもらい、その病院に通院する事になりました。
薬が変わり、どんどん改善していきます。11月になるとベッドから降りて自分で歩いて茶の間まで移動できるようになりました。
歩けるようになり介護保険でローカに手すりを付ける工事もお願いします。翌年の正月は家族が集まり新年会で父もビールを飲みました。
顔色も良くなり昔の父に戻ったような気がしました。
父の部屋はというと、もみの木のお陰で臭いが一切しません。前の部屋の時には薬の臭いやトイレの臭いが混ざり「病人の部屋」って感じでしたからね。
それが、まるでしません。快適に寝ている感じですね。
余命3カ月であった場合、父は10月には亡くなっていたことでしょう。もっと早かったかもしれません。
それが半年も生きています。
孫たちもそれなりに大きくなり、それをずっと見る事ができました。2年間と3カ月ではまるで違う人生になりますからね。
さて、自分はこんな現象を目の当たりにしました。「家の内装材で人の命が大きく変わる」って事をです。
もみの木って凄い。って事を父は自分の命を使って教えてくれた事になります。
その後、自分の人生も大きく変化していきます。社員だった会社のブログをもみの木側に全シフトしました。一社員がです。
「人に勧めるためには自分が体感しないとダメだ」
って事で、新築1年半の家のリフォームを行います。新築1年半で床を張り替える。尋常な事ではありません。
その年の12月には高校1年の次男を連れてドイツの研修旅行にも行きました。これもいかれているって話です。
実際の仕事は恐ろしい量の設計や積算をこなしていました。神がかった感じでした。忙しくてドイツに行く準備が出来ませんって感じです。
父の部屋と自宅のリフォームをしてからは、色々な意味で加速していく感じがしていましたからね!!
翌年にはもみの木の家を受注し始めます。