断熱性はちゃんとしましょう!!
2025年に断熱基準が義務化されます。今まで無断熱住宅を建てていた会社は大変でしょう。
断熱は断熱材を入れる事。ではないからです。色々な事が絡んできます。よって明日から完璧に出来るのか??って言われたら
「出来ません」
となります。そう簡単には行きません。積み重ねが大事な工事になります。今までやっている会社では「当たり前」ですが、初めての会社は「手探り」でしょう。
なので性能が安定するまで時間が掛かります。なので安定するまでは止めた方が良いって事になります。そこがどうなるかは自己責任で決めるしかないですね。
国はなぜ断熱性能を上げた家を建てさせようとしているのか??
そこには複雑な要因があると思います。一つはエネルギー問題です。断熱性能が低い家は光熱費が高くなるという大きな欠点があります。それを阻止するのが目的です。
もう一つは脱炭素でしょう。これもエネルギー問題と同じ理由になります。戸建ての家が二酸化炭素を出しまくるって事が大きな問題ですね!!
そして「ヒートショックの問題」です。
ヒートショックとは家の中で起こる部屋ごとの温度差で起こる事故です。多くの場合、お風呂やトイレで起こる事故で、最悪の場合は死に直面する事になります。
ヒートショックが原因で亡くなる人が日本では年間に2万人前後だと言われています。脳内出血とかで生き残ったとしても障害は残ります。その医療費の問題でしょう。
国はそこを何とかしたいと考えているのではないのか??
そう考えます。色々な要因が重なっての断熱性能の義務化ですが、家を建てる会社がよく考えれば「断熱性能はどうすべきか??」なんて簡単に分かる事です。
でも、無断熱の家を建てる会社はまだまだ多い。理由は「仕事が欲しいから」でしょう。
家に住んだ人の暮らしの事はあまり考えていません。予算に応じて家を建てて行きます。予算が無いと基本性能を大幅に下げて行く事になる。
暮らす人は大変です。アパートと同じ環境ですからね??
国が断熱性能を義務化したら恐ろしい事が起きる様な気がします。設計をした事のない人が高断熱の家を設計しますからね。
正しいのか??間違っているのか??完成して住んでみないと分からない家となる事でしょう。